【言の葉だより 第二話】~遺言動画に法的効力はある?~
「遺言動画を残せば、遺言書は必要ないのでしょうか?」
「言の葉」をご覧いただいた方から、このようなご質問をいただくことがあります。
結論から申し上げると、一般的な遺言動画には法的効力はありません。
法律上の効力を持たせるためには、法律で定められた形式の遺言書を作成する必要があります。
では、遺言動画は意味がないのでしょうか。
私は、決してそうは思いません。
実は、「法的効力はないんですよね?」と聞かれるたびに、私はこうお答えしています。
「はい。でも、だからこそ残せるものもあるんです。」
そうお話しすると、多くの方が少し驚かれます。
法的な効力はありません。
でも、だからといって価値がないわけではありません。
遺言書は、財産や権利を誰に引き継ぐのかを明確にする、とても大切なものです。
一方、遺言動画には、文字だけでは伝えきれないものがあります。
「ありがとう。」
「ごめんね。」
「本当に幸せだったよ。」
同じ言葉でも、その人の声や表情、話し方によって、伝わる想いは大きく変わります。
だからこそ、遺言書と遺言動画は、どちらか一つを選ぶものではなく、それぞれに異なる役割があるのだと思います。
遺言書は、法律に基づいて大切な財産を守るもの。
遺言動画は、ご本人の想いを、残されるご家族へ届けるもの。
私は、その両方があってこそ、本当の意味で「大切なものを残すこと」ができるのではないかと考えています。
「言の葉」では、遺言動画の制作だけでなく、ご自身の想いや伝えたいことを整理していただくためのオリジナルエンディングノートもご用意しております。
「何を話したらいいのか分からない。」
そんな方でも、一つひとつ想いを整理しながら、ご自身らしい言葉を残していただければと思っています
法的な手続きについては、弁護士や税理士などの専門家が支えてくださいます。
そして私たち「言の葉」は、その人にしか伝えられない「ありがとう」や「ごめんね」、そして「愛しているよ」という想いを、映像という形で残すお手伝いをしています。
最後に
遺言書は、大切な財産を守るために。
遺言動画は、大切な想いを届けるために。
どちらも、残される方々を想う気持ちから生まれる、大切な贈り物です。